ただしこの作品、とにかくかなり人を選ぶ

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かれこれ10年ほど前、一部でカルト的な人気を誇った作品で、僕がオタクになったきっかけ。深夜に不気味な音とカラーパターンが見たくなった僕は、何気なくテレビを付け、そしてこの作品に夢中になった。そして深夜アニメを狂ったように見た。この作品に出会えた感動を、もう一度味わいたくて。だがついぞ見ることができなかったのである。
 アニメが粗製濫造される前に点在していた、良質なアニメーション。今ではこんな作品はまず出てこないだろう。
 オープニングで、ラッカが天から落ちていくあのシーンが強烈に印象に残っている。それで興味を持ったも同然なので、一番好きなシーンは、どうしてもあそこになってしまう。前半は「灰羽の紹介」。そして仲間の1人が巣立ちを迎える。そして後半は、主要人物の1人、レキに焦点を当てた物語。最終話でぼろぼろ泣きながら見ていた記憶がある。この作品がなければ、僕はオタクにはなっていなかっただろう。
 ただしこの作品、とにかくかなり人を選ぶ。文句を言いながら見るくらいならいっそ見ないでおいて欲しい。