最終話のドンデン返しというべきかイマイチ納得いかない

http://ameblo.jp/photinia/entry-11219726216.html

最終話手前まではそこそこ納得して見れたけど最終話のドンデン返しというべきかイマイチ納得いかないな。この物語の本当の主人公生まれつき灰色の灰羽が黒くいわゆる「みにくいアヒルの子」レキが今までしてきた人への優しさ(特に自分の運命を託したラッカへの思い)。その優しさは誰が見ても善人だと思える程のもので本人もその思いを大切にして生きてきたが、思いとは裏腹に周りは皆旅立っていくのに自分には救いが来ないという強い嫉妬が孤独の場面で随所に描かれている。本人も気づいているが誰にも相談出来ず更には子供の面倒をみるという役目から自分の弱みを他人に見せることができない環境にいる。そんな悲劇のヒロインとも言えるレキは最終話で決断の時がやって来る。その土地で一生を年老いて過ごすかクウのような救いを受け入れるか。ここで救いを受け入れていれば綺麗なお話で幕引きかと思ったがやはりそう簡単にはいかないよね。レキは当然自分の嫉妬心劇中だと黒い想いがあることから受け入れることを拒み罪の輪を繰り返そうとする。そこにラッカが歯止めをかけ終わらない永劫回帰の中に手を差し伸べると言うより無理やり押し出した感じで煉獄の地から天に召される。これじゃあ何も変わりやしないじゃないかと納得いかない。