時代を超えてもその輝きを失わなず存在し続けられる作品だと確信できます。

http://www.accessup.org/janime/7_Haibane_20Renmei/2010-09-25T17_06_34.html

作品のシナリオの制作手法は特に注目に値します。
この作品は原作・脚本の安倍吉俊氏が自由連想法的な手法でシナリオや設定を作ったそうです。
氏の経験と感情を頼りに手探りで作られた作品なのですが、そんな不確定な作り方をしてこの物語の出来というのは非常に驚きです。
(7話放送時点で最終話の脚本が出来てなかったとかいう話。それでいてあの見事な最終話。)
そんな企画が実際に実行され、そこからこのような素晴らしい雰囲気と物語を持つ作品が生まれ、
多くの人の心に残ったという事実もまたこの作品の美しさの一つです。

8年経った今も、Blu-rayとして再び世に送り出され、今なおネット上でたくさんの感想が述べられている、
その事実からも、この作品の持つ力と影響力がいかに大きいものかを計り知れるでしょう。

この作品を見た人の多くは、例え内容の解釈がよくわからなくても(というか初見では何がなにやらわからない)何か強く惹かれるモノを感じるはずです。
うまく言葉に出来ない、出来ないが何かすごく作品だと思える。そんな不思議な魅力を湛えた作品がこの灰羽連盟です。