■自分にとってなんとも言えない不思議な作品。

http://www.accessup.org/janime/7_Haibane_20Renmei/2012-06-10T16_54_35.html

独特の不思議な世界観、静かな雰囲気、彩度の低い落ち着いた色合い
で描かれる一見、地味で大人しい作品なのですが
精神的なテーマを描いていて、その内面は濃いモノになっています。

まず、注目したいのがテーマの見せ方。

前半5話辺りまでは世界観の説明や主人公ラッカと周囲の人たちの触れ合いを描いており
大きな起伏は無く、淡々と物語が進んでいきます。
物語が動く伏線らしきものはちらちら見えていたので
つまらない訳では決してないのですが、大人しい作風のせいでやや退屈しがちでした。

しかし、6話以降でテーマや描こうとしているものが見え始めるのですが
ここで自分はしばらくしてから、妙に暗い気持ちになり自分がちょっとした鬱状態である事に気づきました。
相変わらず大人しい作風がメインであり、起こった出来事は一人の友達が居なくなっただけなのに
訳も分からない「さみしさ」のようなものを感じていました。

■DVDを購入してよかったです

http://d.hatena.ne.jp/ismotoya/20120610/1339330359

大きく盛り上がるといったところはないものの、つまらない回というものがなくとても密度が濃いアニメだと思いました。作品全体の雰囲気を大事にしてるのが分るところがいいと思います。全体的にあまり説明がないまま進みますが、罪憑きについてなど大事なところは想像できるので、13話と短いながら終わった時にこれで終わりかよと思わなくてすみました。

こんなにいいと思ったアニメはFLCL以来。DVDを購入してよかったです。

■まぁつまらん訳じゃないけどな

http://nijnob.blog.fc2.com/blog-entry-79.html

無駄が多いんだよ。設定的に謎がかなり多いまま終わるってのも、ちょっと釈然と
しない感じではあるけど、それを抜きにして何でそう色々とある設定を話に絡めなかった
のかというな。心の闇がどうとかでクライマックス持っていくんなら、別にこの世界観で
ある必要もないし、かなりの設定が省けるような気がするのよな。
その心の闇がその世界観に起因したものとか、割と複雑に絡んでて、それを解決する過程で
謎とかが明らかになる的な展開ならまだ良かったと思うんだけどな。
いやだって、これ端的に表現すると外面が良い奴が不満解消した話だよ。結末的には。
表現悪いけども。むしろ、そういう単純な話だからこそ、もっと設定とかを生かすべき
だった訳で、これなら別に普通に現代社会が題材でも良かったんじゃねみたいなところが
あるからな。まぁ、現代社会で表現するとなると、時間制限的な部分をどこで表現するのか
難しいけど。ぶっちゃけその辺の設定があれば良いってことだな。