『灰羽連盟』から、色彩構成を読み解く。

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色彩に拘りぬいた作品だと感じた。そんな本作を称えたいと思う。

 アニメーションにおける色彩のクリシェはリアリティである。世界観への調和ではなく、いかに現実的な色彩構成をするかにウエイトをかけているように見える。それが一般的なニーズだと思うが、ぼくにとってはなにか味気く感じる。だから、『灰羽連盟』のような、お話と色彩が一体化した作品は貴重なのだ。