第4話「ゴミの日 時計塔 壁を越える鳥」

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そして後半では、鳥は壁を越えることができる唯一の存在として、忘れものを運ぶという言い伝えとともに語られ、直後に時計屋の親方が、カナがどこかに行ってしまうのではないかという不安を口にする。 この時点では、灰羽が最後にどうなるのかについては全く触れられていないのだけど、ノスタルジックなカラスの描写と重なって、先行きに一抹の寂しさが漂う。 含みの持たせ方が絶妙で、とてもいい。

第4話はカナがメインなこともあって、シリーズ屈指のやかましさ。にもかかわらず、これだけ憂いを秘めてしっとりとしていて、深みを感じさせる。 やっぱり灰羽連盟に単純なほんわかな回って無いよねと思う。