『灰羽連盟』はまさに人間存在そのもにに挑んだ作品といえます

http://blogs.yahoo.co.jp/savarin20022000/44440976.html

灰羽連盟』は全く捉え所のない世界観と難解な解釈にいつも悩まされる作品です。というのも、この作品は作品の意義や目的のほとんどを語っていないからです。それは中身のない作品だというのではなく、作中の全てが隠喩でできあがっているのです。隠喩は表現の奥行きを表現するには向いていますが、その目的を包み隠してしまうため、それを見出したり、解釈したりすることを困難にさせます。しかし、隠語の一つひとつが多くの意義や目的を語っているため、視聴者としてはそれらをつぶさに観察し、考えるしかないのです。