感慨深い作品ほど文字にするのが苦手な性分なので、感想を書くのが難しい…

http://blogs.yahoo.co.jp/trust_gain_131/25469721.html

主題は誰が観ても「優しさの側面にあるもの」であると読み取れるだろうし、
あるいはそれに似た主題であっても方向性としては変わらないと思う。
それを視聴者が体感するまでのギミックが随所にあるわけだし、その点では非常に密度が高い。

反面、蛇足な設定などが目立つようにもなったが、それを差し引いても
「残る」作品に仕上げられていたことは言うまでもない。

特にグリの街を取り囲む壁はある種「牢獄」のように受け取られるし、
また灰羽達の出生に関しても様々な憶測が飛び交っていて、ちょっとダークな裏面があるのだけれど、
それら全てを包容した神秘性がこの作品に魅力だろうと思う。