繊細で良質なアニメでした

http://d.hatena.ne.jp/hk-_-zz/20090820/1250972559

感想としては、ラッカとレキの関係とその顛末は、贖罪と新生、それらの礎であるキリストにヒントを得ているように思う。灰羽たちを通して「自殺と赦し」という非常に重い主題を扱いながらも、救いと再生を見事に描いた作者に脱帽。灰羽たちの贖罪と赦し、再生が、見る者に人間の「弱さと孤独、汚さ」また、真摯な「生」の尊さ、それ故の「他者の罪を負う愛と赦しの力」を優しい余韻として残す物語。ということで、細かい設定も含めて繊細で良質なアニメでした。