素直に観て良かったと言える作品

http://www.accessup.org/evj/7_Haibane_20Renmei/2008_05_25-191808.html

本作が抜きん出ているのは世界観の緻密さだと考えられる。
灰羽、壁、話師など作品独自の設定の裏づけがとてもしっかりしており、細部まで描かれている。
中でも灰羽の生活観や職業に対する立場、街の人々からどのように見られている存在であるか等、細かい点まで余すところ無く表現されており、よくこれだけ緻密に創造出来たなと感心させられた。
面白そうな設定を引っ張ってくるだけ引っ張って、実はご都合主義の塊であったり、裏付けを全然考えてない矛盾だらけの作品が多い中、本作は世界を創造したらその末端まで責任を負ってる点に素直に惹かれたとも言える。