ハネノネ、アコースティックベースにおける一つの到達点

http://d.hatena.ne.jp/dim/20071112#p1

オープニングのインストゥルメンタルサウンド「Free Bird」と映像のバランスの見事なまでの一致感は、涙を誘うものがあった。そして描き出す箱庭のサウンドは、どこか灰色の陰を漂わせる落ち着きと哀しみを、大なり小なり必ず持ち合わせている。その陰りと彩りを成すアコースティックベースのアレンジと、表現の幅を実現するための旋律のテーマの強さ。癒し系と呼ぶには、テーマがあまりに哀しい。

アコースティックベースにおける一つの到達点を成したアニメの劇伴だった。そんなことを記憶の片隅においても悪くないだろうと思う。